キャバリアは心臓病にかかりやすい犬種。
心臓病が進むと、肺に水が溜まってしまい(肺水腫)、息をするのが難しくなってきます。
飼い主さんにとっては、何かできることをやってあげたい…藁にもすがる思いの方も多いでしょう。
残念ながら治療で完全に治すのは難しい場合が多いですが、
自宅で少しでも楽に過ごしてもらうためにできる工夫を紹介します。
犬が息苦しそうな時、原因は心臓病とは限りません。まずはかかりつけの動物病院で診断を受けてください。
犬の姿勢を変える必要はない
ワンちゃんの息がしやすいように、飼い主さんが体勢を変える…ということはしないで大丈夫です。(自力で動けるワンちゃんの場合)
なぜなら楽な姿勢は犬自身が一番わかっているから。
何かしてあげたくなりますが、姿勢に関してはそっとしておきましょう。
(動くのが難しい子は、床ずれを防ぐためにケアしてあげてくださいね)
ただし、枕やベッドは用意してあげるといいでしょう。
枕を使って少し頭をあげる体勢で寝るか、使わずに寝るか、選択肢を用意してあげてください。
ちなみに我が家の場合ですが、うつ伏せで枕を使う方が楽なことが多いようです。
興奮させないようにしよう
心臓の負担を増やさないために、興奮させないようにしましょう。
ワンちゃんが興奮すると、心拍数や血圧が上がります。
怖いものは避ける
怖いものに出会うとドキドキしますよね。
愛犬が怖がるものは極力避けて生活しましょう。
お風呂は入らなくて大丈夫。
本来動物はお風呂に入らなくても生きていけます。
お風呂嫌いな子は無理しないでください。
どうしても匂いが気になるときは、水が不要のドライシャンプーを使ってみるといいでしょう。
掃除機が苦手な犬は…
掃除機はかけない!という選択を取るのが難しいご家庭も多いかもしれません。
犬が掃除機を怖がる理由として、音が原因or大きく動くのが怖い、どちらかのパターンが多いようです。
動きを怖がる犬には、違う部屋に愛犬を移動させるなどの処置をとりましょう。
音が怖い犬には、お掃除シートを使うという手もあります。
怖がっている犬には優しい声かけを!
ワンちゃんが怖がっていたら、飼い主さんの優しい声がけ、抱っこしてあげるなどで、なんとかなだめてあげてくださいね。
声がけの時は、高めの声で話しかけるのがいいですよ(^ ^)
テンションを上げさせすぎない
ワンちゃんが喜んでいる姿はとっても可愛いですよね。
でも尻尾ブンブン、心臓ドキドキ、は少し心配です。
もちろん、犬が喜ぶことをするな。と言ってるわけではありません。
「散歩行こうか!!」「おやつだよ!」と言った声がけを繰り返すなど、
テンションが上がりまくるような声がけは、ほどほどにした方が心臓にはいいでしょう。
穏やかな口調で、一度だけ声がけする程度にとどめる方が、ワンコが平常心でいられます。
ただし、喜ぶことを制限するのは可哀想だという考え方もあるので、
飼い主さんの価値観で判断してください。
食事療法を取り入れる
キャバリアの平均体重は6〜8kg
痩せすぎは良くないですが、太っていると心臓に負荷がかかります。
かと言って、心臓が悪いのに運動をたくさんさせるわけにはいきません…
普段の食事を見直してみましょう。
低塩分、低脂質のドッグフードやおやつを選ぶと良いでしょう。
気温・湿度に気をつける
目安は、
温度は、21~25℃
湿度は、50%~60%
あくまでも目安なので、愛犬の状態を見て調節してくださいね。
寒い空気は足元に溜まるので、体高が低いワンコは部屋の中でも寒い場所で暮らしていることが自然と多いです。
温度を計る時は、愛犬と同じくらいの高さの場所で計測してくださいね。
もっと気をつけたいのは温度差
心臓が悪いワンコにとって、避けたいのは温度差。
特に夏や冬のお散歩は要注意です。
夏
夏は、暑い昼間に散歩に行くのは避けてください。
早朝や夜の涼しい時間に行きましょう。
冬
暖房が効いた暖かい部屋から、寒い屋外に出ると、ヒートショックの危険があります。
基本的には寒くても、ストレス解消のためお散歩にいってもいいですが、
(獣医さんによってはお散歩に行かないように指示される場合もあります。)
雨や雪が降っているときは、無理せずお休みしましょう。
その代わりお部屋の中で可愛がってあげてくださいね(^ ^)
冬の寒さ対策は、お洋服を着せてあげるのがおすすめです。
また夕方は暗くなるため、ぜひ反射板やライトを持ってくださいね。
一番大事なのは飼い主さんの心構え
飼い主さんはどっしり構えましょう。
心臓病と診断されると、胸が張り裂けそうな思いになった方も多いでしょう。
生き物ですから最期はあるとわかっていても、それでもとてもつらいものです。
でも飼い主さんがいつまでも落ち込んでいると、愛犬も心配します。
飼い主さんが不安そうにしていると、愛犬も不安になります。
悲しむことに明け暮れず、愛情をめいいっぱい注ぎましょう。
それはどんな商品や獣医さんでも代わることができない、飼い主さんだからできることなのです。
ワンちゃんの不安を取り除いてあげましょう。
息苦しさを感じるとき、ワンちゃんは少なからず恐怖やストレスを感じていることでしょう。
そのときは優しく声かけをして、そばにいてあげてくださいね。
そうすると少し落ち着くこともあるでしょう。
心臓病は穏やかな最期とは言い難いかもしれませんが、
飼い主さんがそばにいてくれたことは、犬にとっては最高の幸せなはずです。
さあ、残りの犬生を少しでも楽しく暮らすためにできること、ぜひ試してみてくださいね。

